FOMAからスマホ(Xperia arc)へ乗り換えて一ヶ月。使い慣れて便利になったが、着受信時の挙動にはまだ少し以前との温度差が残る。
FOMAは是が非でも持ち主(私)に知らせたい意気込みを見せてくれていたが、スマホからは「知らせてやるぜ!」という気迫が感じられないのだ。
その温度差を以下に記した。
■着信・受信時 (※設定で変えられるのかもしれないけど)
【FOMA】
身を奮わせてワイルドに机上を行進。持ち主に気付かれるまで派手な電飾を発光し続ける。
【スマホ】
バイブは小刻みでソフト。
不在時、知らせる気迫をまったく感じない寂光が側面でさりげなく点滅する。もう光らなくていいからそんなところに僅かでも電力を使わないでほしい。
画面は、着信時隅っこに捻じ曲がった矢印(極小)が出る。メール受信時も暗い画面のまま点灯せず。
■電池の持ち
【FOMA】
2~3日充電しなくてもさほど気にならず。
【スマホ】
充電器を持ち歩いてないと落ち着かない。1日外で使っていると、午後はバッテリーの減りを気にしてメールの返信を控えがち。
■ボディ
【FOMA】
行進中に勢いあまって自ら落下し、バッテリーのフタが欠ける大怪我をしたが、たまたまそこにあったゆるキャラのシールで留められていた。
【スマホ】
専用の液晶カバーとカバーケースでかっこよく武装。
■関係性
【FOMA】
トムとジェリーのような騒がしい関係。
【スマホ】
渡辺謙と瀬戸朝香のようなオトナの関係。
(例:ドコモのCMより)
瀬戸朝香「もっと前に会いたかった」
渡辺謙「遅くなるかもしれない。いや、遅くなります」
そんなこんなで、スマホにしてから着信・受信を見過ごしてしまうことが増えた。しかしレスを忘れたら忘れたでそれでいいかと思うように、私の方が徐々に順応しつつある。スマホに私の人間関係が淘汰されてゆく。
ちょっと不安ではあるけれど、謎のタイミングで受信する緊急地震速報からも解放されてほっとしていたり。
今流行の無気力な若者きどりか? 無気力相撲か? 八百長メールじゃないんだから人知れず受信するなよ。……と思っていたけど、本気の音量でアラームを設定したら、飛び上がるほど大きな音を出した。何だ。やればできるんじゃないか。(私の設定が悪いのかしら?)
スマホは現代の若者の類型なのかもしれない。クールでポーカーフェイスの裏にはアツいソウルを胸に抱いている気がする。
胸ポケットに入れてあったスマホが銃弾から身を守った、というニュースが聞ける日も来るかもしれない。